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桜ヶ池と龍神伝説 桜ヶ池は、三方を屏風のように原生林に囲まれ、深い緑色の水を湛え、神秘的な雰囲気が漂っています。広さ2万平方メートル、2万年ほど前、地殻の変動により形成された丘陵の凹地(谷)が南方より風や波によって運ばれてきた砂によってせきとめられて出来た堰止湖だとされています。古来より神池として信仰され、五穀豊穣、海上安全が祈願されてきましたが、平安末期、比叡山の名僧円阿闍梨が、末法思想に悩む一般大衆を救済するには56億7千万年後の弥勒菩薩の出現を待つほかなしと、身を龍と化し桜ヶ池に入定され、その後高弟法然上人が恩師の供養をされたという伝説により一層尊厳な池として崇められています。このような、神秘的な雰囲気と皇円阿闍梨入定伝説を持つ桜ヶ池は、昭和29年県指定名勝となっています。 |
![]() ▲納櫃(のうひつ)祭 |
納櫃祭 遠州七不思議の一つ『納櫃祭』は、毎年秋のお中日に行なわれます。信者氏子の若者たちの中から選ばれた十数人が立ち泳ぎして北岸に至り、赤飯の入ったお櫃を水面に片手で泳ぎ、池の中央において順次これを沈め、龍神に供える行事で、五穀豊穣、心願成就の祈願と感謝を合わせもつこの神事は、古来一年も欠いたことがありません。神事に先立ち奉仕する若者は、精進部屋に籠り、井戸水でみそぎ、遠州灘の荒波をくぐって心身を洗い清め、お櫃の中に入れる赤飯は、桧の板を矢竹で強く揉み火をおこす鑽火で炊かれています。お櫃の奉納者は、北海道から九州まで全国各地に及び、当日の人出は1万余人にのぼります。現在このような神事は箱根神社にしか残っておらず、大変めずらしい民俗行事として、県指定無形民俗文化財となっています。 |
![]() ▲池宮神社 |
池宮神社 敏達天皇13年(584年)の創建とされるが、当時より桜ヶ池は神格化され、池そのものを拝んでいたものとされています。神殿の造営は、長保3年(1001年)佐倉氏の祖、源信栄の手によりなされ、その後栄枯盛衰激しく、江戸時代神官信盛が再興し現在に至っています。池宮神社は、古くから開運厄除、延命長寿、大漁満足、海上安全の神として信仰されてきました。また、水の神の信仰の系譜であり、信州諏訪大社との関連も深いそうです。本殿は、江戸初期風の意匠工法がみられ、小規模ではあるが注目すべき建物です。 |
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▲桜ヶ池 |
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