志戸呂焼(島田市)
   


 志戸呂焼

 志戸呂焼は、足利時代(1500年代)に美濃の陶工が、志戸呂郷(旧金谷町五和村地内)に窯を築いたのが始まりであるといわれます。
 その後、徳川時代の初期に、尾張瀬戸の陶師が会心の陶土を求めて現在の地に創業し、天正16年(1588)に徳川家康から焼物商売免許の朱印状を授けられてより、広く知られるようになりました。
 特に茶人大名として名高い小堀遠州がこの窯の雅味を賞し、全国からすぐれた窯を七つ選んだという、いわゆる「遠州七窯」の一つにこの「志戸呂窯」を数えたことから一躍天下にその名を知られるようになりました。
 この志戸呂窯から出る茶壷は「祖母壊」の銘があり、代々将軍家に献上され、また地元掛川藩はこの窯に対して格別の配慮を加えたと記録に残されています。
製品は、抹茶およびせん茶用茶器を主としており、器の地色は淡赤色、上ぐすりは淡黄色に黒色をまぶしたもので、いずれも古代色豊かなものであります。
◆遠 州 七 窯◆
志戸呂(遠江)静岡県 古曾部(摂津)大阪府
膳所(ぜぜ)(近江)滋賀県 高取(筑前)福岡県
赤膚(大和)奈良県 上野(あかの)(豊前)福岡県
朝日(山城)京都府
◆陶器づくり作業工程◆
採 土 → 乾 燥 → 粉 砕 → 水 簸 → 乾 燥 → 練 土 → 玉 造 り →
成 形 → 生 乾 燥 → 仕 上 → 乾 燥 → 素 焼 → 施 釉 →  本 焼
  

今回取材にご協力していただいた
島田市番生寺にお住まいの鳳悦陶房 白幡鳳悦さんです。
  
成形され生乾燥されているところです。 白幡さんの使用されている窯です。 素焼をされた状態。
この後、上ぐすりを塗り本焼され完成します。

白幡鳳悦さんの造られた
志戸呂焼の作品です。

    

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