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| ▲相良油田 |
| 最後の石油坑です。現在でもポンプでくみ上げると石油が出るそうです。 |
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相良油田は太平洋岸唯一の産油地です。その歴史は明治5年(1872年)2月、徳川家旗本村上正局(まさちか)が海老江(えびえ)で石油を発見したことから始まります。次いで日本の石油王・石坂周造が翌年明治6年(1873年)5月、菅ヶ谷に開坑、採油が始まりました。最初は手掘りにより掘削されましたが、この年の10月には米国製の綱堀り機により日本で最初の機械掘りが行われました。手掘り井戸の深さは、約100mから180mで、最深の井戸は255mにも及びました。
この採油は日本石油株式会社によって行われ、明治7年(1874年)には、わが国で最初の機械堀りが行われました。
最盛期(明治17年頃)には、年間721キロリットル(ドラム缶3,600本位)が産出され、井戸数は240坑で約600人が働いていました。明治から昭和にかけて約80年間、相良の一大事業として広く知られましたが、徐々に衰退し昭和30年頃すべての事業を閉じました。
相良油田の原油はガソリンや灯油分を多く含んだ極めて軽質な原油で、世界的にも希にみる良質な原油です。
今のヤグラは昭和25年に開坑された機械堀井で、深さ310m、相良油田最後の石油坑です。
相良油田は昭和55年11月28日に静岡県指定文化財(天然記念物)に指定されています。 |